海外留学・サマースクールと携帯について
毎年、お子様のサマースクールご参加時の、携帯電話やタブレット持参について沢山のご質問を頂きます。こちらのページでは、皆様から多く寄せられるご質問に、留学カウンセラー歴27年のASK英国留学センター代表、ハント亜希子がお答えして参ります。

お子様が12歳以上で、エスコートをお付けにならず渡英なさる場合や、現地で遠足の際や休み時間に、学生同士での自由時間がある場合には、必要に応じて連絡を取ることが出来るよう、携帯電話をお持ちになることをお勧めしています。
また、学校や寮の中にいらっしゃる場合も、イギリスの寄宿生学校はキャンパスが大きいので(小さな学校もございますが)、同じ学校の中にいるお友達とも、携帯でWhere are you?(今何処?)とメッセージを送り合って居場所を確認したり、待ち合せをしたりするのにも便利です。
ASKのトータルサポート適応校に留学をなさる場合は、毎週カウンセラーが学校を訪問します。その際にも、カウンセラーからお子様へ事前にメッセージをお送りして、「受付に〇〇時ね!」とお約束したり「〇時頃行くね」と訪問のお知らせをしたりしています。
それから、何か困ったことがあった時にも、直ぐにカウンセラーへご連絡を頂けるので安心です。
但し、お子様が留学中携帯ばかりを触っていて、現地でコミュニケーションを取ろうとしないという心配もあるかと存じます。そういったことが起こらないよう、ゲームなどのアプリを留学前に消しておく、あるいは、アプリやインターネットの使用時間を制限するなど、保護者様がペアレントコントロール機能を使って、お子様の携帯電話の使用状況をきちんと管理することが大変重要です。
これは多くの保護者様に共通する懸念点のようです。数年前までは、サマースクール期間中は携帯を持たず、現地の生活を満喫することを推奨しておりましたが、近年のお子様を拝見しておりますと、スマホを持たないことで、精神的に非常に不安定になる、常に不安な気持ちになってしまうお子様が増えたと感じております。
サマースクールに参加する留学生は、殆どの方が携帯をお持ちになり、新しく出来たお友達と、連絡先を交換したり、一緒に写真を撮ったりすることにも使用するため、その環境の中で「自分だけ携帯を持たせて貰えなかった」ということが非常に大きな不満となり、そのせいでサマースクールを楽しめないという程、スマートフォンの存在がお子様にとって大きくなっているように思います。
携帯をお持ちにならなかったことで、お子様がサマースクールを楽しめなかったり、期間中不安な精神状態になってしまったのでは、本末転倒ですから、現在は、携帯をお持ちになることを認めてあげることをお勧めしています。
その代わりに、冒頭で申し上げましたように、保護者様がアプリやインターネットの使用状況を管理するというお約束をお子様となさって、留学中に「Youtubeで日本語の動画ばかり見ていた」「誰とも話さずにゲームばかりしていた」ということがないよう、工夫をして対処なさることをお勧めしております。
毎年留学生のご様子を拝見しておりますと、iPadのような大きなタブレットよりも、携帯電話くらいのサイズのものの方が適していると感じます。
子供たちは多くの場合、携帯やタブレットで写真を撮ります。遠足で移動中に風景の写真を撮りたい時など、スマホやiPodのような小さなタブレットなら、ポケットからサッと取り出して写真を撮ることが出来ますが、iPadを持っている子は(毎年1~2名いらっしゃいます)、まず鞄をから取り出して、カバーを外して、写真を撮って、また鞄にしまって…という一連の作業に手間がかかりすぎて、なかなか大変そうです。
もしスマホではなくタブレットをお持ちになるなら、iPod touchのような小さなタイプのものをお持ちになるか、iPadとは別でカメラをお持ちになると良いかもしれません。
上級生のお子様で、サマースクールの間にどうしても日本の学校の宿題をしなければならず、携帯と併せてPCかタブレットが必要ということであれば、お持ちになっても良いと思います。
※但し、いずれも自己責任での持ち込みとなります。あまり最新のものをお持ちになるのは避け、お取り扱いには十分ご注意ください。
はい。学校の事務室に連絡をすれば取り次いでくださいます。ですが、緊急の場合を除いて、サマースクール中にご家族様からお子様に連絡をとることは避けることが無難です。
留学生の1日は、朝起きた時から夜寝るまで、レッスンやアクティビティ、イベントなど、非常に盛沢山に予定が詰まっています。子供達は、忙しいスケジュールを過ごすことで、ホームシックにかかることなく、留学先の生活に適応し、馴染んで行くことが出来ます。
保護者様がお電話を掛けることで、アクティビティやイベントの途中で事務室へ行かなければならなかったり、ご家族様の声を聴くと、留学先の生活に切り替えが出来ないかったり、ホームシックになるリスクが大変高くなります。
何か問題があれば学校からご連絡が入りますので、「便りがないのは元気な証拠」で、連絡をとるのは避けるようになさってください。
はい。通常学校と寮ではWiFiを使うことが出来ます。ですが、使用時間と使えるアプリなどが制限されていることがあり、動画やお写真の送信は出来ないことがあります。
お使いのネットワークによります。海外ローミングが出来る携帯会社のSIMをお使いの場合は、そのまま携帯を使うことが出来ます。ですが、海外で携帯を普段のように使ってしまうと、通信料がかなりお高くなってしまうので注意が必要です。
海外でも使えるプランに申し込みをするなど、準備をなさってからお持ちください。
例)ドコモ世界そのままギガ 1日980円
ソフトバンク海外パケットし放題 1日2980円
※2024年5月現在
制限をするべきもの
ゲームや動画のアプリ
お勧めのアプリ
インスタグラム、WhatsApp、SnapchatなどのSNSアプリを入れておくと、留学先で出来た世界中のお友達と繋がることが出来ます。
SNSアプリで繋がったお友達とは、ご帰国後も連絡を取り合い、お友達関係が続くことが多く、「英語が日常」という大変理想的な環境が出来上がります。
持ち込みは自己責任で
携帯やタブレットなどの貴重品は、全て自己責任で持ち込むことになります。破損や紛失をしてしまった場合も、学校は責任を取ってくださいませんので、あまり最新の機種などをお持ちになることは避け、お取り扱いには十分に注意をなさってください。
紛失防止
携帯電話やタブレットを普段持っていないお子様は特に、置き忘れてしまったり、失くしてしまうというトラブルが起こりがちです。ストラップをつけて鞄に付けておく、時間を決めて、それ以外の時間は事務室に預けるなどの工夫をなさってください。
ペアレントコントロールを厳しくしすぎない
到着日と帰国日はペアレントコントロールの制限を付けないでください。緊急時に連絡が取れないことがあります。
LINEの制限を厳しくしすぎないでください。ASKの留学生は、サマースクール中、お子様の様子を確認したり、必要な連絡事項をお伝えするために、カウンセラーがLINEを使ってコンタクトを取ります。LINEの使用制限が厳しすぎる(例えば1日1時間しか使えない設定)の場合、お友達に連絡することを優先して、保護者様やカウンセラーへの連絡は既読にならない、返信がないといったことになってしまいがちです。
ホームシックにならないための注意
携帯でいつでもご家族様に連絡がとれると思うと、お気持ちの切り替えができず、ホームシックになるリスクがとても高くなります。ホームシックを避けるためには、ご家族様からはから連絡をしない、使って良い時間を事前に決めてペアレントコントロールを設定する、あまり頻繁に連絡が繰る場合は、応答の回数を意識的に減らしたり、学校やカウンセラーにそうだんをするなどなさってください。
カウンセラー紹介

ASK英国留学センター代表
ハント亜希子
イギリス在住。小中高生専門の留学カウンセラーとして、28年間活動しています。
これまで、およそ1700名のお子様の、留学のサポートをさせて頂きました。
初めは殆ど英語が話せない状態から、年間の英語学習とサマースクールを組み合わせて、多くのお子様が、小中学生でも英検準1級、1級レベルまで力をつけています。
毎年ASKを通して渡英なさる方の約70%はリピーターまたはご紹介の留学生です。これは、皆様にサマースクールを心から楽しんで頂けていることの表れであると、弊社が誇りにしている数字です。
正規(長期)留学生は、イギリスの名門パブリックスクールへ留学生を斡旋。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ロンドン大学 UCL、インペリアルカレッジなど、ワールドランキングトップ10以内の大学や、東京大学以上のレベルにランクインする世界の一流大学へ毎年卒業生を送り出しています。
【実体験済】自分自身が、全く英語が分からない学生時代に単身留学をした経験や、バイリンガル子育て、パブリックスクール受験、GCSE、Aレベル、大学受験、子供を海外や寮制学校へ送り出すこと、全て皆様と同じ一人の母親として体験してきました。それらの経験を活かして、留学生とご家族様のお気持ちに寄り添い、バイリンガル教育やお子様の可能性を引き出す最高の教育環境を整えるお手伝いをさせて頂いております。
お子様を「イギリスに住む親戚に預ける感覚」で、安心して送り出して頂けるような、アットホームなサポートをコンセプトとし、安全で質の良いサマースクール・環境に拘って留学を斡旋しています。
初めての留学に挑戦なさりたい方、長期留学は出来なくても、サマースクールを利用して真剣に英語力を伸ばしたい方、将来、正規留学(長期留学)を希望なさる方、お一人おひとりのニーズに合わせて、ベストなプログラムをご提案致します。